りんごの甘味は、りんごの葉の炭酸同化作用によって作られます。葉が太陽の光によって水と炭酸ガスから糖分を
作り、それが果実に貯まって甘みがでます。
この果糖にはα型とβ型があり、冷やすとα型の3倍もの甘さのあるβ型に変化します。
そのため10度前後が一番りんごの甘味が強く感じられ、美味しく食べられます。
りんごは温度差を嫌うので、家庭では薄めのポリ袋に密閉して冷蔵庫に保存します。
りんごはエチレンガスを大量に発生させ、一緒においてある他の果物の熟成を早めますので、
同じ袋に入れない方が良いです。
褐変はなぜ起こるの?
りんごの切り口が変色するのは、果肉に含まれるクロロゲン酸やカテキン類が、酵素ポリフェノールオキシターゼによって酸化されるためです。一方 表面が酸化することで、カビや病気の攻撃から植物が身を守るという説もあります。
とても生命の神秘性を感じますね…
褐変を先延ばしして、新鮮な味覚!
昔から変色を防ぐ方法として、塩水やレモン水にりんごを浸けることが知られていますが、これはNaイオンがエビカテキンの周辺に壁を作り、酸化酵素の働きを抑えるからなんです。
生活の知恵と言うものはスゴイですね。